円形脱毛症の治療期間をできるだけ短くするには

円形脱毛症の治療期間をできるだけ短くするには

円形脱毛症が完治するまでの治療期間は人それぞれですが、症状によっても変わってくるでしょう。軽い場合は1カ月程度でまた生えてくることもあるようです。上手に隠しておけば人に知られずに治せるかもしれません。

 

しかし、長期にわたってかかってしまうケースもみられています。抜ける場所が一つではなく二つ、三つとたくさん抜ける場所が増えていくような場合、一か所が治ってもその間に別の場所が抜けてしまうというように長引くことがあるのです。

 

その間には社員旅行や家族旅行といった人と密に接しなければならない場もあるでしょうし、なかなか隠しきれるものではありません。まだら模様になった頭髪は見られたものではないのです。

 

人間の髪の毛が生える速度はだいたい1日に0.3ミリ程度といわれています。ですから、生え始めても1カ月で1センチ程度がいいところでしょう。目立たなくなるまでは数カ月もかかるかもしれません。辛抱が必要です。

 

また、円形脱毛症は人から見られてしまう、という意識が強く働く病気です。「何を悩んでいるんだ」「くよくよしてるからそんなことになるのよ」と言われそうでびくびくしながら毎日を過ごしていると、そのストレスがさらに悪化の原因となり治療期間を長くしてしまうことになりやすいのです。

 

円形脱毛症の治療期間をできるだけ短くして早く治すためにも、早目に治療を始めることが肝心でしょう。自然になんとかなるさ、と放っておくよりも早いかもしれません。

円形脱毛症にドライアイスや液体窒素を使った療法はどんなもの?

円形脱毛症をドライアイスで治してしまおう!という治療法もあります。そうです、冷凍食品やアイスクリームを持ち帰りする時に詰めるあれです。あれを脱毛している部分に置くのです。とはいっても、スーパーでおいてある塊を載せるのではなくて細かく砕いてサラサラになったものを置いていきます。そうすると、なんと頭皮に軽い凍傷が起き、血行が良くなるといわれています。

 

円形脱毛症で抜けた部分にドライアイスを置くと、どうして血行がよくなるんでしょうか。かなりの低温であるために軽く火傷をするような感じになります。すると身体のほうがびっくりするんですね。「ああ!大変だ!火傷しちゃった!」すると身体というのはすぐに損傷を修復しようという働きをするのです。火傷も炎症も赤くなりますね?あれは損傷してしまった部分を修復しようと血液が集まってくるのです。

 

この性質を生かして、わざとドライアイスで軽めの火傷をさせて血液を緊急召集するのです。普段血行が悪くなって毛根が栄養失調を起こして脱毛している場合は、それで症状がよくなる場合があります。ドライアイス療法、また雪状炭酸圧抵療法などといわれています。

 

ですから、ドライアイスでなくても液体窒素を吹き付けるのでも仕組みは同じです。脱毛した部分を軽く火傷させることで血行を促進できればいいのです。どんなものでも上手に活用すれば役に立つのですね。こんな円形脱毛症の治療法があることも、よかったら覚えておいてください。