フケにも種類がある!フケの原因や対策法

フケにも種類がある!フケの原因や対策法

フケは役目を終えた角質が頭皮から剥がれたものですが、実は乾性フケと脂性フケという2つの種類があります。乾性フケはカサカサしたフケで、脂性フケはべたつき感があり中には黄色く変色しているフケがあるのが特長です。このように種類が分かれるのは、症状だけではなく原因にも違いがあるからなので、改善するには種類に合わせた対策法が必要です。

 

・乾性フケの原因と対策法

 

乾性フケは、名前から分かる通り頭皮が乾燥することで発症します。頭皮の乾燥は紫外線のダメージや加齢による水分量の低下も関係していますが、一番の原因はシャンプーです。洗浄力の強いシャンプーを使っていると、頭皮を守る皮脂膜の形成に必要な皮脂まで落としてしまいます。

 

皮脂膜が正常に作られないと、地肌が乾燥して未熟な角質細胞が剥がれ落ちます。これが乾性フケの正体です。この状態を改善するには、シャンプーを見直すことがもっとも効果的です。

 

市販のシャンプーは洗浄力が強すぎるので、皮脂をある程度残して洗い上げるアミノ酸シャンプーや頭皮に優しい育毛シャンプーを使いましょう。また、洗う時には爪を立てないように、指の腹を使って優しくマッサージするように洗ってください。

 

・脂性フケの原因と対策法

 

脂性フケは、頭皮の皮脂の分泌量が過剰になることで発症します。皮脂が過剰分泌されると、頭皮に常在しているマラセチア菌が増殖して炎症が起こります。頭皮に炎症が起こるとターンオーバーサイクルが乱れるため、古い角質がまとまって剥がれ落ちることでフケが出ます。

 

皮脂の分泌量が増えるのは、主に食事が原因となっています。外食が多かったりスナック菓子などを食べ過ぎると、油分や糖分を摂りすぎてしまいます。これらの成分は、皮脂腺を刺激するので過剰に分泌されてしまうのですね。

 

ですので、対策としては規則正しく栄養バランスが整った食事を心がけることが第一になります。またマラセチア菌の増殖を抑える薬用シャンプーを使うのも効果的です。

 

フケが出るということは頭皮環境が悪化しているので、薄毛のリスクも高くなります。薄毛に進行させないためにも、症状に合わせた対策法でしっかり改善しておきましょう。